2022-02-16 | 院長の小言
シンスプリントとは
オーバーユース(使いすぎ)の1つであり、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。
陸上の長距離選手、サッカー、バスケなどで多くみられます。
ふくらはぎの内側、下1/3に痛みや腫れが出てきます。(写真の赤枠内)
走ったりジャンプ時に痛い、スネの内側を押すと痛い、運動後に痛い
症状の出方やタイミングはそれぞれですが
放置していると何もしていない時に痛みが出てきてしまい、さらに悪化すると疲労骨折になってしまう場合があります。
違和感を感じたら早めに受診するようにしましょう。
【原因】
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急な運動量の増加(ランニングを始めたばかりの時期や急激な走り込みの期間、久しぶりの激しい運動時)
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偏平足、回内足などのアライメント(足の形)異常
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足首の柔軟性低下や下腿部の筋力不足
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疲労による衝撃緩衝機能の低下
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硬いグラウンドやコンクリートなどでの運動
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すり減った靴やクッション性の低い靴
痛みがあっても動けるからと言って動いていると
かばって膝や股関節を痛めてしまったり
悪化して疲労骨折になってしまう可能性もあります。
早期に治療を始めれば改善も早いですが、治るまでには長期間かかってしまうスポーツ障害です。
再発することも多いので違和感を感じたら端山の受診を心がけましょう。