2021-04-02 | 院長の小言
サッカー選手に多い 足首の捻挫
スポーツをしていて多く起こるケガが足首の捻挫です。
『足をひねった』、『足をくじいた』、なんてよく言われますが
正式には “足関節捻挫” と言う傷病名です。
内側に捻って起こることが多く
足首の外側にある靭帯が引っ張られることで損傷し痛みが出てきます。
足首の外側には4本の靭帯がありそのいずれかもしくは複数本が損傷します
その中でも“前距腓靭帯”と言われる
外くるぶしの前側から足の甲に向かっている靭帯が1番損傷しやすくなっています。
捻挫と聞くと軽いけがに思われがちですが
治療が不十分だとその後の運動のパフォーマンスに大きく影響してきます。
捻挫には程度があります
-
1度:靭帯が伸びる
-
2度:靭帯の一部が切れる
-
3度:靭帯が完全に断裂している状態
度合いによって治療や治る期間も異なります
軽症だからと言って痛いまま運動をしていると
捻挫が癖になってしまったり
土踏まずの筋肉が硬くなりバランス感覚が落ちてパフォーマンスも落ちてきてしまいます
初期からの治療がとても大事になります。
痛みを感じたり、足首をひねってしまった感覚があればすぐに医療機関を受診しましょう。
捻挫をしてしまった時の応急処置はRICE処置が基本です。
あくまでも応急処置なので処置後は速やかに医療機関を受診してください。
RICE処置についてはコチラから
また、RICE処置については日本整形外科学会のページもご参考下さい
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/athletic_injury.html