2023-06-09 | 院長の小言
むち打ち症
ムチウチ症は、一般的に追突事故などによって、頭部が前後に過度の屈伸をし、首の組織に損傷を生じたために起こる症状です。
交通事故後、頭・首・肩・腕・背中、腰等の痛み、めまい・しびれ・吐き気・微熱などの症状がみられると「むち打ち症」であることが疑われます。
また軽度の衝撃でも発生したり、事故直後は神経が興奮状態になる事があり、痛みやだるさ等の症状が出ず、数日経ってから発症するケースもあります。
首周辺の痛みがでたり、不定愁訴と言われる鈍痛、だるさ、倦怠感、頭痛等、様々な症状を引き起こします。痛みに対しては愛護的な手技や痛みの緩和に特化した電気治療器。
不定愁訴には自律神経の乱れを改善する手技、電気治療器と分けて施術をします。また受傷後早期には冷やす必要がある事も多く、早期に適切な処置をするかで治療期間に影響するので、我慢せず早期の受診をお勧めします。
また交通事故後の場合、単なるマッサージやもみほぐしなどは症状を悪化させる場合もあります。治療に関しても一般的な電気治療だけとか、牽引をしても症状の改善がみられないことも多いです。
むち打ちにしてもケガにしても適切な対処法はあります。医学的に専門治療というのはありません。事故後どうしたらいいのかお困りの方、症状でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。