2022-02-18 | 院長の小言
サッカー野球に多い分離症とは
分離症とは背中を反らす動作や体をひねる動作を繰り返すことで腰部の痛みが出てきます。
腰椎の後方(関節突起幹部)に亀裂が生じ、 疲労骨折が生じている状態です。
成長期では骨の構造が弱いため、 スポーツを行っている小学生~高校生に発症することが多く、
特定方向への動作を繰り返すスポーツ(野球・サッカー・バレーなど)で、 発症しやすいとされています。
腰椎分離症の症状は背中を反らす動作で腰痛を訴える事が多く、腰痛が 2週間以上続く場合は腰椎分離症を疑う必要があります。
また、狭い範囲にズキッと響く痛みが特徴的です。
診断は主に問診と理学所見及び画像所見(レントゲン、 MRI、 CT)にて行います。
分離症になってしまうと初期であれば運動復帰まで1ヶ月程ですが
程度によっては半年以上運動できなくなります、体育もできません。
さらに硬いコルセットをつけての生活になってしまいます。
分離症の方のほとんどは股関節の柔軟性が低下しています。
日頃からストレッチをすることで分離症の予防になります。
発症してしまった際は早めに治療を始めることが大切です。
復帰までの期間が大幅に変わってくるため違和感を感じたら早めの受診を心がけましょう。