捻挫とは
捻挫(ねんざ)とは、不自然な形に関節をひねることで関節の靱帯や腱、軟骨などが傷つくケガのことです。
体のどこの関節にも起こる可能性がありますが、足首や指などに多くみられます。突き指も捻挫(ねんざ)の一種です。
スポーツ選手の足首の捻挫はとても多く、捻挫と言われると軽傷に思われがちですが
『捻挫=靭帯損傷』なので注意が必要です。
症状としては患部に熱をもったり、関節部分の血管が切れて内出血を起こしたり、患部が腫れてきます。
もちろん動かすと痛いです。
処置としては受傷後速やかにRICE処置を行いましょう。
(詳しくはスポーツ外傷スポーツ外傷・障害のページをお読みください)
RICE処置(特に冷却と圧迫)をするかしないかで治るまでの時間が大きく変化します。
ケガをした直後から3日前後は速やかに処置が必要です。
※アイシングは15分冷やして45分放置する。これを繰り返し行うと良いです。
冷やし続けると凍傷になる可能性がありますので長時間はお控え下さい。
しかしRICE処置はあくまで応急処置であり治療ではありません!
治療を行わないと炎症がおさまった後、運動を開始する際に関節の動きが悪くなり捻挫を再発する「捻挫ぐせ」がついたり
関節が固まり十分な力を発揮できないため他の関節に過度な負担がかかり別の部位を怪我したり
下肢の捻挫の場合はバランス能力が著しく低下するためパフォーマンスが低下してきます。
痛みや腫れがおさまることがゴールではありません。
怪我する前と同じような本来の関節の機能を取り戻すまでが治療ですので、軽度な痛みでも早めの受診を心がけましょう。