2023-02-17 | 院長の小言
打撲について
打撲とは、衝突や転倒などの強い衝撃によって、筋繊維や血管が損傷することを打撲といいます。
打ち身とも呼ばれ、サッカーやラグビー、格闘技など、選手同士が激しくぶつかり合うコンタクトスポーツで多く発生します。
軽度の打撲であれば打った部分を圧迫したときに痛みを感じる程度ですが、
中等度以上になると患部が腫れたり、熱感のある痛みを伴ったりします。
ぶつけた部分やその周囲が青紫色に変化していたら、皮膚や皮下組織の血管や筋肉が傷つき、内出血を起こしている状態です。
また、筋肉の収縮が妨げられて、可動域の制限が生じるケースもあります。
打撲だとぶつけただけと思い軽視されがちですが
「打撲だと思っていたら骨折していた」ということもあるため、早期に適切な処置を行うことが重要となります。
受傷直後の応急処置は、その後の回復に関わる重要な初期対応です。
応急処置は「安静・アイシング・圧迫・挙上」のいわゆるRICE処置が基本ですが、
打撲のときは圧迫とアイシングが重要です。
その際、打撲した部分を優しくストレッチしながらの「圧迫+アイシング」が効果的です。
応急処置をした後は、速やかに医療機関を受診しましょう。
場合によっては骨折や他の疾患を合併することもあるため、症状が強い場合には迷わず医療機関に行くべきです。
打撲でも治療は可能です。
早期の受診をお勧めします。
RICE処置について コチラ
特に多い大腿部の打撲(ももかん)については コチラ